香港人の方の日本国籍への帰化申請について


香港人の方が日本国籍へ帰化申請をする時には上海、北京等の中国籍の方が帰化する場合と少し異なる点があります。

そこで、今回は香港人の方の帰化申請について考えていきたいと思います。

帰化申請を検討している方の参考になれば幸いです。

以下の記事でも帰化申請について解説しているので参考にしてください。↓

目次

領事証明書(国籍証明書)について

香港は歴史的に一国二制度という形で統治が行われてきました。

現時点では香港という国はないので帰化する際の国は中国ということになります。

中国籍の方の場合、通常帰化する際に「領事証明書(国籍を証する書面)」を中国大使館から取得し、提出しなければなりません。

しかし、香港の方の場合、領事証明書がそもそも取得することができないというケースが多くあります。(これは一度、中国大使館に領事証明書を取得可能かどうか確認する必要があります。)

そのため、領事証明書を取得できない場合は、当然提出することができないので、提出をしなくてもよくなります。(取得できる場合は、必ず領事証明は提出しなければならないので注意が必要です。)

領事証明書(国籍証明書)については以下の記事で詳しく解説をしています。↓

香港人の方が帰化するために必要な書類について

香港人の方が帰化するために必要な書類について、上記を除き中国籍の方と大きく違いはありません。

中国籍の方は通常、公証書(結婚や出生等)という形で、自身の身分関係を証明する書類を取得することになりますが、香港人の方の場合、結婚証等を管轄する官庁から発行してもらうことができますので、違いがあるとすれば母国で取得するための書類が考えられます。

また、帰化申請は申請する方の状況により必要な書類が大きく異なってきますので、その時々の自身の状況を確認しておくことが重要です。

帰化申請の書類については、以下の記事も参考にしてください。

まとめ

今回は香港人の方の帰化申請について考えてきました。

帰化申請は多くの書類が必要になりますので、行政書士等の専門家に相談する方法も有効な選択肢です。

今回の記事が帰化申請を検討している方の参考になれば幸いです。


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この記事を書いた人

大阪市中央区で行政書士法人を経営し、帰化申請等の外国籍の方の手続きに精通し、多くの実績・経験・専門性を持っています。

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